士業のホームページの流行
最近、士業のホームページで流行っている方法は、メインとなる事務所のホームページとは別に特定の業務分野に特化したホームページを持つことです。
「相続センター」や「登記センター」等と事務所名を正面に出さない名称のホームページが多いかと思います。
名称の前に地名を付けることが多いことから、公的機関のように錯覚していまいます。
こういった流行はWEBマーケティングの専門業者が作っているのではないかと推測されます。
注意しなければならないのは、「センター」と言ってもそこで全てが解決する訳ではないということです。
例えば、税理士が相続の専門サイトを設けていても、税理士は相続税の申告代理をするのみですから、遺産分割で争いがあれば弁護士が交渉に当たらなければなりませんし、相続登記は司法書士がしなければなりません。
そこで表示されている料金は大体の場合はその士業が出来る範囲の料金ですので、事案によっては他の士業に依頼しなければならないので注意が必要です。
弁護士業界でも、貸金返還の過払請求の債務整理専門サイトから始まり、離婚や刑事事件の専門サイトを設けている事務所が多いです。
最近では交通事故の専門サイトの登場が多いように思います。
ホームページは広告ですので、よく内容を確認してから依頼することをお勧めします。