弁護士バッジ
士業のバッジの中でも一般的にテレビ等で馴染みのある弁護士バッジですが、正確には「弁護士記章」と言います。
現在では日弁連や弁護士会がカード式の身分証明書を有料で発行してくれますが、今なお弁護士バッジは弁護士の身分を証明する重要な物であることに変わりはありません。
弁護士バッジは日弁連に弁護士登録をすると所属する弁護士会を通じて貸与されます。
弁護士の登録を抹消した場合には日弁連に返さなければなりません。
弁護士バッジの裏には「日本辯護士連合會員章」の文字とその弁護士の登録番号が彫られています。
弁護士の身分を証明するバッジですから管理は厳重にしなければならず、紛失すると官報に公告されます。
デザインは「ひまわりの花」の中に「天秤」です。
「ひまわりの花」は「自由と正義」を、「天秤」は「公正と平等」を表しています。
一般的な弁護士バッジの材質は純銀の表面に金メッキです。
特注で純金製にすることも出来るようですが私は純金製の弁護士バッジを見たことはまだありません(8万円弱費用が掛かるそうです)。
純銀の表面に金メッキですから、永年使用しているとメッキが剥がれて銀色になってきます。
テレビドラマでベテランの弁護士が金ピカの弁護士バッジを付けているのをよく見かけますが、特注の純金製なのでしょうか。
新人弁護士はみな金ピカの弁護士バッジですから、裁判所で舐められないように小銭入れに弁護士バッジを入れてメッキを剥げさせる努力をしている弁護士もいるとか。
決して私ではありませんよ(笑)
弁護士にもよると思いますが、私は普段はほとんど弁護士バッジを付けることはありません。
弁護士バッジを付けるのは裁判所の法廷でジャケットを着用する場合と警察署や拘置所に行って被疑者や被告人と接見する場合ぐらいです。
クールビズの夏場だと身に付けることはまずありません。
小銭入れの中です(笑)