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管理技術の効用   

「固有技術」と「管理技術」は経営管理において「車の両輪」と言われ、利益の確保、増大の重要な役割を担っています。

「固有技術」とは、

例えば、溶接技術・メッキ技術などモノづくりの基礎的技術で、企業個別の不可欠な技術であるのに対して、

「管理技術」とは

企業が生産するモノやサービスの質・量・コスト・生産性・スピードを維持・改善したり、戦略策定など経営を前進させるために必要な普遍的技術で、

「品質管理」「能率向上」「戦略策定」などが伝統的に活用されています。


「管理技術」を活用しない機会損失

「固有技術」に自信を持っている企業は、同業他社に負けない技術を保有するだけに、「管理技術」の活用を軽視し、ともするとそれらを活用しないことによる機会損失が生じている可能性があり、注意を要します。

例えば、

製造業でメッキ加工の優れた「固有技術」を持ちながら、不良率を低減する品質管理の「管理技術」活用が不十分であるため、損失を最小化することができなかったり、

業績向上を図る戦略的経営計画策定・推進の「管理技術」を知らないため、自社の「強み」を「機会」に活用できず、業績向上の機会損失が生じている

といったケースです。

「固有技術」と「管理技術」を結びつけて新しいサービスの価値を顧客に提供する戦略に取り組むか否かは、例えば「マクドナルドのクーポン戦略」の成功に見られるように、大きな利益獲得機会の確保に直結し、取り組まないと機会損失が生じます。


経営者主導の「管理技術」活用

「管理技術」活用の原点は、自社の「固有技術」が、商品・サービスのカタチになって、より多くの顧客に歓迎され、業績向上をもたらすようにすることです。

従って、業績を改善するために製品を改善すべき点はないか、

今不足している顧客サービスは何か、

画期的なサービスレベルの向上、

不良率の低下

など、損失を減らし、利益を高める経営者の問題意識が出発点です。

社員にその解決に役立つ「管理技術」を探し、自社の「固有技術」と結びつけた使い方を勉強し、検討してもらうのです。

このような経営者主導の「管理・改善の目的」に応じた「管理技術」を使いこなす努力が差別化に繋がります。