社内慶弔費の取扱い
社内慶弔費は、会社が従業員やその家族のお祝い、不幸などの際に支払うご祝儀、見舞金等のことです。
支給された社内慶弔費は、通常、福利厚生費として扱われ、会社の損金に算入されます。
従業員やその家族だけでなく、退職者や役員に対して支給された場合も同様です。
福利厚生費として取り扱われるために重要なことは、
1.支給の理由や金額等が社会通念上妥当であること
2.職責や地位などに照らし、他の従業員等とのバランスが取れていること
です。
高額であるとみなされた場合は、給与所得として課税対象になってしまいます。
慶弔見舞金規程については、
整備されているから福利厚生費になる、規程がないから福利厚生費とはいえない、といったものではありません。
しかし、このような明確な基準が社内にあれば、効率的ですし、客観性も保たれます。
社内規程がない場合には、慶弔見舞金規程を作成するとよいでしょう。