たばこ税とは?
昨年、麻生内閣のもとでたばこ税の増税案が表明されましたが、結局、増税は見送られたという話は記憶に新しいと思います。
今回は、たばこ税についてふれてみたいと思います。
たばこ税とは、その名の通り タバコに課される税金です。
タバコに含まれる税金は、たばこ税以外に、たばこ特別税、市町村たばこ税、道府県たばこ税、消費税が含まれます。
これらを合わせた税率は、定価の6割を超える、税金負担の重い商品です。
税収は年間2兆円
たばこ税の年間総額は平成3年以降、長期的な景気低迷化で全体の税収が伸び悩む中にあっても常に2兆円を超す税収を確保し、安定的な財源として財政に大きく貢献しています。
安定的な財源であるため、不況により、税収が落ち込むと、とりやすいところから税金をとろうと考えたばこ税増税の声があがります。
しかし平成10年12月のたばこ特別税の創設、更に平成15年7月の増税、平成18年7月の増税を行った結果、その分売上本数が減少し、結果として税収は増えておりません。
他の目的での増税
健康問題に関連して平成18年暮れには「消費削減のための増税論」が浮上し、平成19年8月には厚生労働省が「喫煙率減少のために増税すべき」との税制改正を要望しました。
タバコが体に良いか悪いかの論議はおいておいたとしても、タバコは個人の趣味趣向の問題です。
健康問題に関しても基本的には個人の趣味趣向の問題です。
こう言った問題に法律で規制をするのは、よほど慎重にすべきです。