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サブプライム問題   

バケツの底が抜けた
2007年8月に端を発したサブプライムローンの金融危機は収まる気配どころか、世界経済をどん底に陥れようとしています。
2008年9月にはアメリカの証券会社リーマンブラザーズの破綻によって全世界に動揺が走り、株価が大幅に下がっています。
また、新興国においても投資家が高リスク商品から資金を引き上げることで大規模な資金流失に陥っています。

サブプライム問題
今回の金融危機は大きく分けて二つの問題があります。
まず一つは、金融機関が損失を確定することができないことです。
米国の住宅ローンはノンリコースローンといって住宅購入者が住宅ローンを返せない場合、住宅を売却すれば、たとえ担保割れでローンが残っていても返さなくていい契約になっています。
ローンの未返済部分は債権の購入者である投資家の損失という事になります。
また、債権の証券化を行うことによって、どの投資家が損失を負っているのかが、全くわからないことになっています。
まず不良債権処理を行う上での大前提として損失を確定することが挙げられますが、それができない状態に陥っているのが実情です。

二つめは金融機関が利益をかさ上げするために借入を極度に行ったことです。
元の資産に対して30倍から100倍で運用していたといわれています。
利益が出ているときはいいのですが、損失が出てくると、値段に構わず現金化しなければ破綻してしまうので、今回の大暴落につながっていると思われます。

ピンチはチャンス?
今回の世界同時株安を受けてネット証券の口座開設が大幅に増えているそうです。